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名湯有馬温泉の歴史・文化に関する興味深い話や古写真などを、有馬温泉にある明治創業の土産物店吉高屋店主が趣くままに調べて紹介します。
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6月の下旬になると、例年とり行われる催しに、念仏寺の『沙羅の花と一絃琴の観賞会』があります。有馬温泉観光協会の青年部の主催で、須磨琴保存会の方々にお越しいただき,風雅なお庭、樹齢300年近い夏椿(沙羅の木)の花と、趣きある一絃琴の演奏を観賞しようという2~3日限定の催しです。   白い花が朝咲いて夕べには散るといわれる夏椿は、『平家物語』で詠われる沙羅双樹「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 」に重ね、沙羅の木といわれています。又須磨琴保存会のある須磨寺は平敦盛など平家一門の菩提を弔っており正にベストマッチ。
沙羅の花 念仏寺 
今年最初の一輪。周りにもたくさんの蕾が。

私も数年前まで観光協会の青年部部員(40歳で卒業です)だったので、接待係にかりだされ、お客様にお抹茶とお菓子をお出しするお役目をしていました。青年部員は皆、作務衣を着てちょこまかとお抹茶とお菓子をお出ししたり、飾ってある珍しいお茶花の名前をお教えしたりしますので、お客様の中には念仏寺の小坊主(?)だと思っておられる方もありました。お抹茶とお菓子の後、ご住職の面白くてありがたい法話をきき、お庭の沙羅の花を観賞しながら一絃琴の音色に聞き入ります。最後には参加者の皆様も含む全員で小学唱歌「青葉の笛」を歌います。毎年のようにスタッフとして裏方から聞いていましたので、唱歌など知らない世代の私でも覚えてしまいました。哀れを誘う美しいメロディーで、大好きなのでご紹介します。
念仏寺 念仏
 青葉の笛 作詞:大和田建樹 作曲:田村虎蔵
(明治39年発表)

1 一の谷の軍(いくさ)破れ 討たれし平家の 公達あわれ  暁寒き 須磨の嵐に  聞こえしはこれか 青葉の笛
2 更くる夜半に門を敲き わが師に託せし言の葉あわれ    今わの際まで持ちし箙(えびら)に残れるは「花や今宵」
の歌

 『平家物語』の一の谷の合戦におけるエピソードを歌にしたもの。一の谷で、源氏の武将熊谷直実が、海に逃れようとしていた平敦盛を呼び返し組み敷きました。顔を見ると、自分の息子と同じくらいの、まだあどけなさの残る少年だったので、見逃そうとしましたが、味方が近づいて着たので、やむなく首をはねました。後になって、熊谷直実はこの出来事に世の無常を感じ、出家したと伝えられています。
「青葉の笛」は敦盛が持っていた笛で、首をはねた熊谷直実が敦盛の親元に送り届けたと言われており、今でも須磨寺の宝物館に展示してあるそうです。子供を持つ親としては、胸の痛くなる話です。考えただけでウルウルきてしまいます。
沙羅の 一絃琴
念仏寺の沙羅の木
 念仏
 
念仏寺の「沙羅の花と一絃琴の観賞会」は毎年6月後半に開催されます。ぜひご参加ください。
お問い合わせは有馬温泉観光協会へどう。

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