◎ TOPフリーエリア
※このフリースペースは、エントリー記事部分以外に表示されます。
※広告を掲載したりブログの紹介など、ご自由にどうぞ!
※すべてのページに表示させたい場合には、
<!--not_permanent_area-->~<!--/not_permanent_area--> の部分を削除して下さい。
■この部分に好きな内容を記入してください
■フリースペースの説明※このフリースペースは、エントリー記事部分以外に表示されます。
※広告を掲載したりブログの紹介など、ご自由にどうぞ!
※すべてのページに表示させたい場合には、
<!--not_permanent_area-->~<!--/not_permanent_area--> の部分を削除して下さい。
今回は当店、吉高屋謹製の『とび出す絵はがきステレオヴィジョン有馬温泉』の写真をご紹介しましょう。昭和30年頃に製作された物で(先代の仕事)、既に廃盤品なので当店にも在庫はこの現物1つしかありません(たぶん)。金額は不明ですが、普通の絵はがきより価格も高めだった為、実を言うとあんまり売れなかったらしいです。聞くと十年ちょと前に、デッドストックすべてを物色に来た骨董屋さんにダンボール一箱幾らかのタダみたいな値段で叩き売ったらしいです。ひょっとしたら今でも骨董市か何かで売られているかも知れません。赤と青のシンプルな色使いのレトロなパッケージに、ことさら「吉高屋選定立体写真傑作集」と大層に銘打たれている辺りのセンスに、ちょっと笑ってしまいます。パッケージのデザインから見ても、恐らくこれと同様の地名違いのバージョンがいろんな観光地に存在したのであろう事が想像できます。切手貼付欄に「通信文がないときは八円」と印刷されているのも時代を感じさせます。
只、今となっては見ようと思っても絶対に見る事の出来ない昭和30年頃の長閑な有馬温泉を、ステレオビューアで見る事によって、立体感たっぷりに見ることが出来る、とても貴重な立体写真という訳です。

組み立て式の覗きメガネはちぎれてしまっています。

有馬川沿いの桜並木、今のねね橋辺りからのショット。向うに見える橋は大古橋(現太閤橋)。その向うに当店、吉高屋。手前に続く丸太風の手すりはモルタル造り。左は芙蓉旅館(今の有馬御苑)。手前、風になびく木は、温泉街ではお決まりの柳。車も少なく、のどかそうです。

今の太閤通り。バスの形が丸っこくてカワイイです。向かって右側のお店は全部お土産物屋さん。突き当たりに御所坊旅館。向うの山は湯槽谷山。覗きメガメで見るとバスも手前の人物群も立体的に見えます。
左側の塀で囲まれた場所は旅館山月の跡で、後に神戸銀行となり、現在は観光総合案内所になっています。

向かって右側の兵衛旅館本館と左側の御所坊旅館の間に流れている滝川のせせらぎ。満開の櫻が色を添えています。覗きメガメで見ると川面に向かって伸びる櫻の枝がとても立体的です。

落葉山から一望した有馬の街。近代的なスタイルのビル等は皆無に見えます。覗きメガメで見ると手前の木々と街の遠近のコントラストが効果的です。

鼓ケ滝。当時は向かって左に階段があり滝の上まで登れました。その先を右に進んでいくと次の写真の夫婦滝に突き当たります。覗きメガネで見ると、手前が迫り出してきて迫力です。

今は鼓ケ滝の上には登れないので見ることが出来ない夫婦滝。現在の様子は、当コラム「有馬温泉トピックス」の「有馬秘境探検の巻」をご覧下さい。
(有馬秘境探検の巻)
この画像では良く分かりませんが、覗きメガネで見ると迫り出す岩塊や上の方から滴り落ちているたくさんの水滴がとても立体的に見えます。

有馬から宝塚へ行く途中にある蓬莱峡。風化した岩肌がむき出しになった渓谷が見事で、良く時代劇の撮影などにも利用される、知る人ぞ知る景勝地です。当時は観光の目玉の一つだったようです。

炭酸水湧出所。この場所は今の炭酸泉源ではなく、現在かんぽの宿の道向かいに、かつてあった泉源。この立体写真も人物の立体感が際立っています。炭酸水が美味しそうです。
(有馬のご年配の方にしか意味の無いマイナー情報ですが、炭酸水を汲んでいるモデルの女性はおハルさんと言う小学校近くの文房具店の女主人で愛犬リキちゃんは子供達の人気者でした。私も微かに記憶しています。)
立体写真は、現在の目で見ても新鮮で、楽しいです。覗きメガネさえあれば、その世界に入っていけるのでもっと流行ればいいと思います。(平行法による、レンズ付きのステレオビューアは、市販されていたり、時々写真とセットで景品として頒布されていたりします。最近では映画「ALWAYS三丁目の夕日」豪華版DVDの封入特典で付いていました。)
コレクターがもっと多ければ復刻再販(もちろんレンズ付きで)するんですが…。レトロ好きの私としては是非作ってみたいのですが、コストと需要度を考えると恐らく、かつてと同じテツを踏みそうな気が!んんん微妙!
もしステレオビューアをお持ちでしたらそれを通して覗いてみてください。画像小さくて恐縮ですが、ちゃんと立体に見えます。昭和30年頃の有馬温泉にタイムトラベル出来ますよ!
只、今となっては見ようと思っても絶対に見る事の出来ない昭和30年頃の長閑な有馬温泉を、ステレオビューアで見る事によって、立体感たっぷりに見ることが出来る、とても貴重な立体写真という訳です。


組み立て式の覗きメガネはちぎれてしまっています。


有馬川沿いの桜並木、今のねね橋辺りからのショット。向うに見える橋は大古橋(現太閤橋)。その向うに当店、吉高屋。手前に続く丸太風の手すりはモルタル造り。左は芙蓉旅館(今の有馬御苑)。手前、風になびく木は、温泉街ではお決まりの柳。車も少なく、のどかそうです。


今の太閤通り。バスの形が丸っこくてカワイイです。向かって右側のお店は全部お土産物屋さん。突き当たりに御所坊旅館。向うの山は湯槽谷山。覗きメガメで見るとバスも手前の人物群も立体的に見えます。
左側の塀で囲まれた場所は旅館山月の跡で、後に神戸銀行となり、現在は観光総合案内所になっています。


向かって右側の兵衛旅館本館と左側の御所坊旅館の間に流れている滝川のせせらぎ。満開の櫻が色を添えています。覗きメガメで見ると川面に向かって伸びる櫻の枝がとても立体的です。


落葉山から一望した有馬の街。近代的なスタイルのビル等は皆無に見えます。覗きメガメで見ると手前の木々と街の遠近のコントラストが効果的です。


鼓ケ滝。当時は向かって左に階段があり滝の上まで登れました。その先を右に進んでいくと次の写真の夫婦滝に突き当たります。覗きメガネで見ると、手前が迫り出してきて迫力です。


今は鼓ケ滝の上には登れないので見ることが出来ない夫婦滝。現在の様子は、当コラム「有馬温泉トピックス」の「有馬秘境探検の巻」をご覧下さい。
(有馬秘境探検の巻)
この画像では良く分かりませんが、覗きメガネで見ると迫り出す岩塊や上の方から滴り落ちているたくさんの水滴がとても立体的に見えます。


有馬から宝塚へ行く途中にある蓬莱峡。風化した岩肌がむき出しになった渓谷が見事で、良く時代劇の撮影などにも利用される、知る人ぞ知る景勝地です。当時は観光の目玉の一つだったようです。


炭酸水湧出所。この場所は今の炭酸泉源ではなく、現在かんぽの宿の道向かいに、かつてあった泉源。この立体写真も人物の立体感が際立っています。炭酸水が美味しそうです。
(有馬のご年配の方にしか意味の無いマイナー情報ですが、炭酸水を汲んでいるモデルの女性はおハルさんと言う小学校近くの文房具店の女主人で愛犬リキちゃんは子供達の人気者でした。私も微かに記憶しています。)
立体写真は、現在の目で見ても新鮮で、楽しいです。覗きメガネさえあれば、その世界に入っていけるのでもっと流行ればいいと思います。(平行法による、レンズ付きのステレオビューアは、市販されていたり、時々写真とセットで景品として頒布されていたりします。最近では映画「ALWAYS三丁目の夕日」豪華版DVDの封入特典で付いていました。)
コレクターがもっと多ければ復刻再販(もちろんレンズ付きで)するんですが…。レトロ好きの私としては是非作ってみたいのですが、コストと需要度を考えると恐らく、かつてと同じテツを踏みそうな気が!んんん微妙!
もしステレオビューアをお持ちでしたらそれを通して覗いてみてください。画像小さくて恐縮ですが、ちゃんと立体に見えます。昭和30年頃の有馬温泉にタイムトラベル出来ますよ!
スポンサーサイト